ココナラ(4176)の業績・株価はどうなる？｜今後の見通しを解説

​株式会社ココナラ（証券コード：4176）の2025年10月最新業績と株価動向について分析します。

​ココナラはご存じのように「スキルのフリーマーケット」として個人のスキルを売買できるプラットフォームです。​

この記事では、ココナラの業績の流れや株価など今後の見通しについても解説します。

株式会社ココナラの概要

ココナラは2012年に設立され、2021年3月に東証グロース市場へ上場しました。​

個人が自身のスキルや知識をサービスとして提供・購入できるオンラインマーケットプレイスを運営しています。​

項目	内容
会社名	株式会社ココナラ（coconala Inc.）
所在地	〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー6F
設立年月日	2012年1月4日
資本金	約1,244,957,450円
代表者	鈴木 歩（代表取締役）
上場市場	東京証券取引所グロース市場（証券コード: 4176）
主な事業内容	・スキルマーケット「ココナラ」の運営・開発〈その他サービス〉 ・「ココナラ法律相談」「ココナラテック」「ココナラアシスト」「ココナラプロ」など
従業員数（単独）	約217名（2025年10月時点）
平均年齢	約34.2歳（2024.8期実績）
主な認可・登録	有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-315155
ビジョン（ミッション）	「一人ひとりが自分のストーリーを生きていく世の中をつくる」

ココナラの事業内容

ココナラの主要サービスは以下の通りです。

• coconala：​個人間でスキルや知識を売買するプラットフォーム。​
• coconala Business：​法人向けに特化したサービスで、ビジネスニーズに応じたスキルマッチングを提供。​
• coconala 法律相談：​法律に関する専門家とのマッチングサービス。​

収入源の一部に広告収入もありますが、取引手数料が収益源の大部分を占めています。

ココナラの今後の株価動向

ココナラの今後の株価動向はどうなっていくでしょうか。

2025年10月現在、ココナラの株価は360円前後で推移しています。​

今後の株価動向に影響を与えそうな要因

プラス要因（株価を押し上げる可能性）

売上成長が大きく、成長期待が高いため、PER・PBRの拡張余地があること。

テイクレート改善・サービス多角化（例えば「ココナラアシスト」「ココナラ募集」等）によって収益構造が改善傾向にあるという報告がある。

市場評価が割安とされている可能性もある。

マイナス要因（株価に下押し圧力）

利益水準は売上に比べてまだ低く、営業利益および経常利益の伸びが売上ほどには高くないという実績。

例えば、2025年8月期営業利益は前期比-15.8 %というデータあり。

相対的に小型・成長ステージの企業であるため、景気変動・金利上昇・競合激化といった外部環境の影響を受けやすい。

目標株価レンジにおいて既にその上限に近づいている可能性もあるため、上昇ペースが鈍るリスク。

業績の見通し

株式会社ココナラの2025年8月期通期（2024年9月〜2025年8月）決算において、売上高は94億1,000万円（前年同期比＋42.8％）となっています。

営業利益は2億5,612万円です。

流通総額は172億2,833万円（前期比＋8.8％）と開示されています。

2026年8月期（予想・連結）において、経常利益を4億5,000万円程度まで拡大する見込みという情報があります。

想定シナリオ

シナリオ	条件	想定株価レンジ（目安）
成長加速シナリオ	売上・利益共に予想を上回り、「法人利用／継続案件」が急拡大	450〜600円程度／株価上昇余地あり
安定成長シナリオ	予想通りの成長ペースで推移、外部環境に大きな変化なし	350〜450円程度／現水準から緩やかな上昇
リスク顕在化シナリオ	利益改善が想定を下回る、競合激化・マクロ悪化	300〜350円程度／株価下振れの可能性あり

まとめ

ココナラは個人のスキルを売買するプラットフォームとして独自の地位を築いており、業績も堅調に推移しています。​

財務基盤も健全であり、今後の成長が期待されます。​

ただし、競合他社の動向や市場環境の変化には引き続き注視が必要です。